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美腸が健康の近道だった?!今、「腸」が注目されている理由とは?


近年、美腸・腸内フローラなどという言葉をよく耳にしますが、なぜ、そんなにも腸が注目されているのでしょうか?今回は、腸が注目されている理由についてお話しします。

幸せは腸で決まる!?

引用元:pixabay

みなさんは、「幸せは腸で決まる」という言葉を聞いたことがありますか?

幸福感やリラックスを感じるとき私たちの体内では、幸せホルモンともよばれるセロトニンがつくられています。セロトニンは、精神を安定させる神経伝達物質といわれ、脳のイメージが強いかと思います。

しかし、実は精神を安定させるセロトニンは体内でつくられるセロトニンのたった2%しか脳ではつくられていません。90%が腸でつくられ、残りの8%は血小板でつくられているといわれています。

腸内でつくられるセロトニンの役割は、脳内のセロトニンの役割とは違い、主に消化器官を正常にしたり、便を排出する腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)を助ける役割をしています。
厳密にいうと、腸内のセロトニンは脳へ移行しませんが、脳内のセロトニンの元になる物質は腸からも移行するため、腸は幸せホルモンをつくる手助けをしているともいえます。

セロトニンは、食べ物に含まれるたんぱく質のトリプトファンから合成されるといわれていますが、トリプトファンをたくさん摂取してもセロトニンが増えない場合があります。

それは、腸内環境が悪い場合です。腸内環境が悪いと、セロトニンが増えないのです。

明るく前向きにそして、健康に過ごすためには、「腸内環境を整える事」が鍵になります。

「腸内フローラ」ってよく聞くけど、いったい何?

引用元:photo AC

みなさん、テレビや雑誌などで腸内フローラ(腸内細菌叢ちょうないさいきんそう)という言葉をよく見かけませんか?
ここ数年、非常によく見かける言葉ですが、実は、腸内細菌は1953年ころから研究がはじまったといわれています。

健康な人の腸には100~1000兆個もの腸内細菌が仲間同士で集まってすみついています。その種類は500~1000種類を超えるともいわれています。これらの細菌群は一定のバランスを保ちながら、共生しています。

その細菌の様態が、「まるで植物が群れを作っている、お花畑の様子」に例えられることから、「フローラ=植物相」という言葉を用いて、腸内フローラ(腸内細菌叢)と呼ばれるようになりました。

ちなみに、この腸内フローラの重さは、約1~1.5kgあるといわれています。

腸内フローラの役割はなに?

毎日、口から入ってくる食べ物や飲み物には数多くの細菌やウイルスが含まれています。こういった有害物質は腸の粘膜から、もっとも侵入されやすいといわれています。それら有害物質の侵入を排除したり、阻止したり、繁殖を防いでくれるのが腸内フローラの役割です。

例えば、栄養素を腸で吸収するとき、有害物質は排除しなくてはいけませんよね。入ってくるときに阻止したり、入ってきたものの繁殖を防いだり、戦って殺して外に出したり、こういった役目をになっているのが「腸内フローラ」や腸内の「免疫細胞」になります。

腸内には免疫機能をつかさどる細胞が非常に多く存在しており、腸は身体の70~80%の免疫機能を担っているともいわれています。

健康な人でも毎日、3000~4000個のがん細胞が発生するといわれていて、そのほとんどが腸内の粘膜で生じているそうです。腸内の免疫細胞はこういったがん細胞などと戦い、腸内フローラは免疫機能を活性化しています。

このように、腸は私たちの身体の中で非常に重要な役割を果たしているのです。

ストレスは、腸にダイレクトに影響を及ぼす

引用元:pixabay

ストレスや緊張のせいでお腹が痛くなる、そのせいで下痢や便秘を起こす、多くの人がこのような経験をしたことがあると思います。試験や大事な交渉の前にかぎって、急にお腹の調子が悪くなってしまう、という経験のある方は少なくないですよね。

これは、脳が自律神経を介して腸に刺激を送るために起こるといわれています。脳と腸はとても密接な関わりがあるのです。そのため、ストレスは腸にダイレクトに影響を及ぼします

ストレスが溜まるとどうして、体調不良になるの?ストレスが体に影響を及ぼすメカニズムと簡単ホームケアについて

この関係は「脳腸相関」とよばれており、腸は第二の脳ともいわれるくらい重要な臓器といえます。

また、ストレスは腸内フローラのバランスも乱すといわれています。
その腸内フローラの菌は大きく3つ、「善玉菌・悪玉菌・日和見菌」に分けられます。

善玉菌:人の腸内に存在する細菌で、健康維持に貢献する、よい働きをするもの。
(ビフィズス菌・乳酸菌・納豆菌・酵母菌・麹菌など)

悪玉菌:アンモニア・インドールなどの有害物質を出し、腸内をアルカリ性に傾けて腸内のものを腐敗させる細菌。
(大腸菌・ウェルシュ菌・ピロリ菌・ブドウ球菌など)

日和見菌:一番多い菌で普段は人の健康に良くも悪くも影響しない。体調などにより、善玉・悪玉のどちらか優勢な方に加担する細菌
(日和見菌・レンサ球菌・カンジダ菌など)

すべて重要な細菌群ですが、一般的な腸内フローラの割合は、善玉菌20:悪玉菌10:日和見菌70、理想の割合は善玉菌30:悪玉菌10:日和見菌60といわれています。

このバランスを乱す要因として、「食事・薬物・ストレス」の3つが挙げられます。

例えば、
食事では、たんぱく質や脂肪を取りすぎる事で腸内フローラのバランスが乱れる
薬物では、抗菌剤を長期的に服用すると腸内の良い菌まで死んでしまうため、腸内フローラのバランスが乱れる

などの報告は、一般的に知られていますよね。ですが、ストレスと腸内フローラに関する研究報告も上がっています。

1976年にNASAのホールド博士らが、有人飛行のスカイラブ計画を無事に進めるための研究の1つとして行われ、3人の宇宙飛行士の腸内フローラの動きを継続して調査した研究です。

その研究の結果明らかにされたのは、彼らが不安などの精神的ストレスにさらされた時に、腸内の悪玉菌が大幅に増えているというものでした。

このように研究結果からも、ストレスは腸内フローラのバランスにも大きく影響を及ぼすということがわかります。

腸内フローラの加齢による変化。高齢になると悪玉菌が増える?!

引用元:pixabay

さらに年齢によっても腸内フローラは変化します。老年期を迎える60歳くらいになると、善玉菌の代表格であるビフィズス菌が大幅に減少してきます。
老人ではなんと10人に3人の割合でビフィズス菌を持っていないといわれています。

それに伴い、悪玉菌の代表格である大腸菌とウェルシュ菌が増加してきます。特にウェルシュ菌は若い人の場合、2人に1人しか持っていない菌といわれていますが、老人になると10人中8人近くの人が持っているといわれています。

ですが、若いからといって安心してはいけません。

悪玉菌はたんぱく質を分解するため、お肉ばかり食べているような若い人の腸は悪玉菌が多くなりがちです。実際の年齢は30代でも、腸内年齢は60代という若い人が近年増加傾向にあるようです。

このことから、年齢に関係なく食生活を整えることは、私たちの健康にとって重要だということがわかると思います。

腸内環境を整えることが、幸せと健康への近道

引用元:photoAC

腸内フローラを元気にするには、

*おなかを温める
*適度な日光浴
*ごはんじゃがいもなどの消化耐性でんぷんを食べる
*「出す」事も積極的に意識する

腸内フローラを整えるポイントとなるのは、

*腸の休息:規則正しい食生活やファスティング
*食物繊維:フルーツ・野菜・根菜・穀類など
*オリゴ糖:はちみつ・きな粉・玉ねぎ・ごぼうなど
*発酵食品:納豆・ぬか漬け・甘酒・麹・味噌・Kombuchaなど

がいいといわれています。

飲む発酵食品、Kombuchaってなに?

腸内フローラのバランスを整えて、腸内環境を整える事が、健康への近道。

暑さでストレスが増してしまっているこの季節、腸内環境の改善を意識してみませんか?
きっと、健康への近道になることでしょう。

 
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植物療法コンサルタント 井上知佳
植物療法コンサルタント。
自身がストレスや病気で苦しんでいた時に植物に救われたことから、11年間キャリア命で勤務した医療業界を退職。

医学・薬学・栄養学の知識を融合させたオーガニックハーブ・アロマ・Kombuchaを活用した植物療法コンサルタントとして、コンサルティング、セミナー、レッスンを開催。欧州オーガニック認定Kombucha株 販売。


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