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夏の土用に何食べる?土用って何?おすすめの食べ物と自家製「麺つゆ」つくり方


土用とは

この季節になると、「土用の丑」とよく耳にしますが、「土用」とはどんな意味があるのでしょう。
日本の暦の中での土用の位置を歴史からひも解きたいと思います。

現在日本では太陽の運行を基準にした、太陽暦がつかわれています。欧米の文化を取り入れていた明治政府によって、明治6年(1873年)旧暦(太陰太陽暦)に替わり、採用されました。

かつて、日本には『和暦』と呼ばれる日本独特の自然や農事に基づいた暦がありました。そこへ、飛鳥時代に中国より仏教や漢字とともに伝来したのが『旧暦』と『二十四節気』です。


photo AC

二十四節気は季節のたくさんの情報や情感が込められており、実際の生活の目安になりました。以後、日本の自然や風土に合わせながら、1300年もの間、季節や暮らしの目印となっています。

現代でも、季節感を伝える言葉として折々で耳にします。

そんな二十四節気の中で季節のはじまりを示す「立春・立夏・立秋・立冬」の前の18日間のことを、土用といいます。
つぎの季節へ移る前に身体を調整する大事な期間です。

春土用:4月(4月末〜立夏までの18日間)
夏土用:7月(7月末〜立秋までの18日間) 
秋土用:10月(10月末〜立冬までの18日間)
冬土用:1月(1月末〜立春までの18日間)

土用は陰陽のエネルギーバランスが乱れているので、空気の状態も不安定です。一年のうちで最も体調を崩しやすいときで、実際、健康相談の件数も増えるそうです。

土用は食べすぎると身体に変調をきたすことが多いため、小食にして胃腸を休めてあげて下さい。甘酒でプチ断食や酵素でファスティングなどが効果的な期間でもあります。

立秋前の18日間は夏の土用。この期間を暑中と呼び、暑中見舞いを出す時期になります。

今年の夏土用はいつ?

photo by Fusako Shinozaki

2018年の土用は7月20日が土用の入りで8月6日が土用明けです。

丑の日とは、古代中国の『十二支』という暦から生まれたもので、12日に一度まわってきます。夏の土用の丑の日は、年によって一度しかない場合がありますが、今年は二度あります。それぞれ、一の丑、二の丑と呼ばれています。

一回目が7月20日。二回目の土用が8月1日です。

土用の丑の日

夏の土用は一年の中で最も暑い酷暑のとき。

そのため、江戸時代には夏土用の中でもとくに、「土用の丑の日」を重視し、この日に薬草(柿の葉など)を入れたお風呂に入ったり(丑湯)、お灸をすえたり(土用灸)して、夏バテ予防をしたそうです。

また、丑の日(うしのひ)にちなんで、「う」のつく食べ物を食べると身体によいと信じられてきました。うなぎもその一つで、夏バテを防ぐ食べ物として現在も食べられています。

夏土用に食べるとよいものは?


photo AC

うなぎは奈良時代の万葉集にも出てくるほど古くから滋養食品として、日本人に食べられてきました。高脂肪で良質のたんぱく質が多く、ビタミンA・B1なども豊富なことから疲労回復によいとされ、昔の人には夏場のスタミナ源として大切な食材の一つだったようです。

現在のように身を開いてタレをつける蒲焼きは、江戸時代の1700年以降からだといわれています。

本来は動物性食品を控えて発酵食品を摂り小食が好ましい土用の時期ですが、身体がバテやすいこの時期、良質のものを程よく頂くのがよいですね。

また、うなぎは身体を温める食材でもあります。身体の冷えによって胃腸の働きが弱り、夏バテに繋がりやすくなる季節。

・エアコンで身体が冷えている
・冷たいものの食べ過ぎ
という方は、食材を上手に活用して夏バテ対策がおススメです。

夏の土用丑の日にうなぎが食べられるようになった理由は諸説あります。

蘭学者の平賀源内がうなぎ屋から相談を受け、「本日土用丑の日」という看板を出したところ、珍しい看板に足をとめる客が増え、商売が繁盛し、それ以降土用丑の日にうなぎを食べるのが習わしになったといわれています。

ほかにも、「う」のつく梅干し・瓜(うり)・うどんなどが食べられてきました。

photo by Fusako Shinozaki

以下に、それぞれの食材の栄養素、効果などを簡単にご紹介します。

  • 梅干し
    クエン酸が疲労感をとり、身体の㏗を整えてくれます。昔から「番茶梅干し医者いらず」「梅はその日の難逃れ」ともいうように、家庭の常備薬のようにつかえる大事な保存食です。大量に汗をかく季節、適度に頂くことで塩分補給もできるのでおすすめです。

  • 「胡瓜(きゅうり)・冬瓜(とうがん)・西瓜(すいか)・南瓜(かぼちゃ)・苦瓜(にがうり)」などの夏が旬の野菜は、水分やカリウムが豊富で、夏の暑さで火照り(ほてり)がちの身体から熱をとり、水分バランスを整えてくれます。
  • うどん
    暑さで食欲も衰えがちなこの時季。消化吸収がよく、のど越しのよいうどんは、食欲増進につながります。

夏にうどんがおいしい理由


Pixabay

土用に食べるとよいとされている「うどん」にちなんで、夏は冷やしうどんや冷やし素麺などをいただく方も多いですよね。

それらを暑い季節においしく感じるのは、こんな理由もあります。

うどんやそうめんの原料は「小麦」です。

小麦は秋に蒔いて春に実ります。太陽の日差しの少ない冬を越してできた小麦は日差しを浴びようと天に向かって穂がつきます。反対に、お米は春に蒔いて秋に実ります。太陽の日差しを思いっきり浴びた稲穂は、実るほど頭を垂れ、地に向かいます。

太陽のエネルギーの充電量が少ない小麦は、暑い夏に身体を適度に冷やしてくれるのです。
エネルギーいっぱいのお米は、米びつに手を入れるとほんのり温かい。そう、身体を温めてくれる食材です。

今年も暑い暑い夏になりました。こういうときこそ、食べ物の力をかりて少しでも心地よく過ごしたいものです。

夏においしく気軽に食べれるうどんやそうめんは、忙しい女性のお助け食材でもあります。とはいえ、簡単なだけではなく、家族の身体を健やかにするごはんをつくりたいと日々考える私たち。

良質な小麦でつくられた麺をつかうのはもちろんですが、麺つゆについてもこだわりたいですよね。

そこで、今回は「自家製麺つゆ」のレシピをご紹介します。

自家製「麺つゆ」レシピ


photo AC

この時季は暑さで身体もだるく、食も細くなりがちです。まだまだつづく暑さをのり切る為にもバランスのよい食事で体調を整えたいところ。そんなとき、のど越しのよいうどんやそうめんを旬の野菜やお肉など、具沢山で頂くのはおススメです。

夏に食べる機会の多い冷やしうどんやお素麺。麺つゆはどうされていますか?

ぜひ、簡単なので手づくりしてみて下さい。添加物のない、安心のおいしさが自宅で楽しめます。

簡単シンプル手づくり「麺つゆ」

【材料】

  • 醤油 120㏄
  • みりん 180㏄
  • お酒 180㏄
  • かつお節 10g

【つくり方】

  1. 酒とみりんを鍋に入れ、火にかける。火がつくので、火が消えるまでそのまま加熱し、アルコール分を飛ばす(火がつかなかった場合全体量が2/3になるのが目安)。
  2. 醤油を加え、沸騰したら火を止め、かつお節を入れる。
  3. そのままの状態でしっかり冷めたら、かつお節をこし、完成。

※保存瓶に入れ、冷蔵庫で保存。
※お好みで水で薄めたり、氷を浮かべたりしてご利用ください。

自家製麺つゆのおいしさの秘密は、良質な発酵食品、「かつお節」


photo AC

自家製麺つゆに、まろやかなおいしさを加えてくれているのが「かつお節」です。

江戸時代にその製法が確立されたかつお節は、大変優れた栄養食品です。枯節のように、カビ付けし熟成させたかつお節は、良質な発酵食品でもあります。

たんぱく質が主成分になりますが、カリウム・リン・ビタミンDなども含みます。また、私たちが体内でつくることができず、食べ物などから摂取する必要のある必須アミノ酸9種類がすべてが良質なかつお節には含まれています。

そして、これらの栄養素はコラーゲンの働きを活性化してくれます。

かつお節は栄養価が優秀なだけでなく、美容効果も期待できる優秀な食品といえます。

「自家製麺つゆ」アレンジレシピ


photo AC

自家製麺つゆが余ってしまった場合、そのまま冷蔵庫の中でダメにしちゃうことほどもったいないことはないですよね。

沢山つくりすぎた場合や、余ったときはそのほかの料理の調味料として活用することができます。
また、冷やし素麺など冷たいものばかりではかえって身体を冷やしてしまう、胃腸の働きが弱ってしまうという方も、温かい料理にアレンジしてみてはいかがでしょうか。

玉子焼きのだしや、肉じゃがなどの煮物や茄子の煮浸し、炊き込みご飯、天ぷらのつゆ、和風パスタなどの調味料としてもおススメです。

冷やしうどんやお素麺に限らず、さまざまな料理に活用できるのでストックしておくと大変、便利です。

夏に欠かせない、食がすすむおススメ食材、「薬味」


photo AC

うどんやそうめんのトッピングにつかわれる薬味。とくに夏には「食べる薬」として積極的にとりたいもの。

みょうが・大葉・生姜・小ネギに、かいわれ大根。これらは香りがよいだけではなく、消化を助け、食欲増進・血行促進などの役割も果たしてくれます。また、薬味は一つの味よりも、複数重なる事でおいしさが倍増します。

うどんやそうめんだけでなく、刺身のつまや冷ややっこにもおススメの薬味。

おいしく取り入れて、土用の暑さと、変わりゆく季節に頑張る身体を労い、暑い夏とつぎの季節を元気に過ごしましょう。
 
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shinozaki fusako
日本人の和食文化を、後世に継ぐ。
人生100歳時代。”孤独“とはさよなら!
あなたの料理が大事な人のパワースポットになる。
和食が体をつくり、和食が未来を創る!
“簡単・美味しい・シンプル” 家族が飛んで帰りたくなるオウチごはん
穏(ほの香) 割烹和食プログラム

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