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【端午の節句お祝いレシピ】柏餅作り方と端午の節句の由来と歴史


端午の節句とは?

5月5日は五節句のひとつ、端午の節句です。

もともと奈良時代頃から日本で行われていた女性の神事と、中国から伝わった厄除けの行事が結びついて、端午の節句(厄払いの神事)になったと言われています。

もともとは、女性の行事だった!?

では、奈良時代頃の女性の神事とは、どんなものだったのでしょう?

日本では、5月は田植えの始まる季節です豊作を祈る為に、各地でさまざまな風習がありました。田植えは、古くは女性の役目で、大事な作業の前に若い女性たち(早乙女)が家や小屋・神社などにこもって田植えの前に穢れ(けがれ)を祓う、物忌み(ものいみ)を行っていました。

魔除けの意味をもつ菖蒲の葉やヨモギを軒にさして、厄災を寄せ付けないようにして物事を避け、飲食や言動をつつしみます。そうやって身を清め、昔の人たちは、稲の神様に今年一年の豊穣を祈願していました。


photo AC

5月の初めの午の日は、この女性の厄払いを指し、『五月忌み』とも呼ばれています。つまり、日本では端午の節句は田植えに結び付いた女性の為の風習、豊穣の神への祈願でした。

厄除けの行事とは?

現在のこどもの日(端午の節句)が公的な行事と定められ庶民にも広く知れ渡ったのも江戸時代に入ってからです。

古くは女性の神事だった端午の節句が、男の子の誕生や成長を願ってお祝いする行事になったのは、鎌倉時代(1185年頃~1333年)頃からとされています。
端午の節句がこどもの日として親しまれるようになったのは、昭和23年に国民の休日としてこどもの日が制定されてからです。

その時代に合わせて形を変えている端午の節句ですが、子を思う親の心は変わらず、こどもの日に柏餅を食べるという風習は受け継がれてきているのですね。

女性の行事から男の子の節句へ

もともと邪気を払う物忌みの行事だった端午の節句は、なぜ男の子の節句に変わったのでしょう?

変わっていったのは武家社会になった頃からだといいます。端午の節句に使われる菖蒲が、「尚武(しょうぶ)」(武道を重んじること)に通じることから、男の子の節句に移行していきました。


photo AC

健康や成長を願い、武者人形や鎧兜、こいのぼりなども飾られるようになりました。こいのぼりは、中国の「竜門を登ってこいが竜になった」という故事からきたもので、立身出世の願いが込められています。

江戸時代以降端午の節句は勇ましさの象徴になり、男の子の成長を祝う行事として定着しました。

なぜ、柏餅やちまきを食べるの?

縁起物柏の葉でつつむ「柏餅」

古くから柏の木はとても神聖な木として考えられ、その葉は食べ物を包んだり、盛ったりするのに使われてきました。柏の木には葉守の神(はもりのかみ)が宿ると考えられていて、柏の葉は、古くは宮中の料理の器としても使われていたそうです。


photo AC

新芽が育つまで古い葉が落ちない柏。冬の寒さに耐え、春に新芽が出てくるまで、葉はそのまま。

この姿が、親(葉)は子ども(新芽)が生まれ成長するまで死なない(葉が落ちない)、つまり家系が絶えない、子孫繁栄の象徴とされました。昔の人は後継ぎが絶えないようにという願いを込め、柏餅を作ったのですね。

中国から伝わった「ちまき」

古代中国の詩人で政治家であった屈原(くつげん)。彼の死を悲しむ人々が命日の5月5日に竹の筒にお米を入れて、川に投げ供えました。その後、お米を葉で包んで五色の糸で縛ったものが供えられたそうです。これがちまきの原型であると言われています。

京都では、厄除けに玄関にちまきを飾る事もあるそうです。
ちまきを包む笹の葉は、抗菌・殺菌作用があると言われ、昔から食中毒予防に使われてきました。

家族で柏餅を作ろう!自家製柏餅の作り方

柏餅の作り方&みそ餡レシピ

photo by Fusako Shinozaki

材料(10個分)】

  • 上新粉 150g
  • お湯 180㏄
  • 白玉粉 40g
  • 葛粉(又は片栗粉) 大さじ1
  • 水 大さじ3
  • 柏の葉 10枚
  • みそ餡 200g

【作り方】

  1. ボウルに上新粉とお湯を入れ、木べらで混ぜる。さわれる温度になったら手でこねる。
  2. 別のボウルに白玉粉・葛粉・水を入れてこねる。
  3. 1に2を入れ、合わせてこねる。
  4. 蒸し器に布巾を入れ、沸騰した中に5~6個にちぎって入れ、15分ほど蒸す。
  5. 布巾を濡らし、固く絞ったものを広げ、蒸しあがったもちを入れ、布に包んだ状態で滑らかになるまでこねる。
  6. 荒熱がとれたら、手水をつけ10等分にする。
  7. ラップでもちを包み、楕円に綿棒で伸ばす。
  8. 丸めておいたあんこを包み、柏の葉でつつんだら完成。

    photo by Fusako Shinozaki

    photo by Fusako Shinozaki

みそ餡の作り方

材料

  • 白花豆(もしくは白手亡豆) 200g
  • アガベシロップ 100g
  • オリゴ糖 大さじ2
  • 白味噌 20g

作り方

  1. たっぷりのお水に豆を一晩漬けておく。
  2. 大きくなったお豆を鍋に入れ、たっぷり水をはり、火にかける。
  3. 沸いたら100㏄ほどのお水でびっくり水をする。これを2~3回繰り返した後、中弱火(豆がポコポコ踊るくらい)で柔らかくなるまで茹でる(40~50分)。
  4. 茹でている間は豆がお湯から出て豆が乾燥しないように必要ならば差し水する。
  5. 湯だった豆はゆで汁と分ける。フードプロセッサーに2分ほどかけ、滑らかにする。

    photo by Fusako Shinozaki

    photo by Fusako Shinozaki

  6. フライパンにアガベシロップを入れ沸騰させ、泡が小さくなるまで煮詰めたら6を入れ、木べらで練る。このときに水分が少なくて練りづらいようなら茹で汁を入れ調整する。

    photo by Fusako Shinozaki

  7. 余分な水分が飛び、もったりしてきたら火を止めオリゴ糖を入れ余熱で練る。甘さが足りないようならオリゴ糖で調節する。

    photo by Fusako Shinozaki

  8. バットにのせ熱をとり白あん完成。

    photo by Fusako Shinozaki

  9. 白あん180gと白味噌20gを合わせ、10等分に丸める。

    photo by Fusako Shinozaki

あんこ(小豆)の作り方はお月見風習と楽しみ方&おはぎの作り方】をご覧いただけます。

柏餅が誕生したのは、江戸時代と言われています。

日本では他にも、椿の葉、サルトリイバラ、梶、笹の葉などで包み、季節をあらわします。

別名「菖蒲の節句」といわれるゆえんは?

端午の節句は「菖蒲の節句」とも呼ばれています。香りの強い菖蒲は、邪気を払う魔除けとして使われてきました。枕の下に入れたり、お風呂に入れたり、軒下につるしたり、というように。
なぜそのような風習ができたのでしょう。

旧暦の5月は、長雨で病気が流行る季節。その汚れを祓い、魔除けをするために、菖蒲などの薬草が使われていたのがゆえんです。


photo AC

端午の節句もまた、私たちが日本で健やかに過ごすため、先人からの知恵が詰まった行事のひとつです。
ご家族で縁起物の柏餅を食べ、菖蒲湯に浸かり、一年の健康を願う節句を楽しんでくださいね!
 
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