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美白にさようなら。本当に必要な「日焼け対策」で10年後も笑顔でいよう!


夏休みも始まりいよいよ本格的な夏になってきましたね。

夏といえば日焼けのシーズン。
私の住むオーストラリアは頭上に大きなオゾンホールがあることで有名です。

太陽の光には非常に有害な紫外線が多く含まれているのですが、大気圏内にあるオゾン層がその紫外線を吸収しており、そのおかげで人間を始め、あらゆる生物が生息できています。その地球上の生物が生きてゆくのに欠かせないオゾン層に空いた穴を「オゾンホール」と呼び、有害な紫外線が直接地上に降りかかっているわけです。


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そのオゾンホールからの有害な紫外線を大量に受けるニュージーランド、オーストラリアでは、スキンキャンサー(皮膚ガン)を患う人の数が世界1、2位となっています。

オーストラリア政府は1990年〜2000年代にSlip Slop Slap(羽織って、塗って、被って)というキャンペーンを打ち出し、紫外線から体を守ることを市民に広く伝えました。

ところがこの大々的なキャンペーンにも関わらず、この20年で皮膚ガンの人口は以前の倍に増えているのです。

日焼け止めクリームの化学成分による弊害、白人の肌質が大量の紫外線に耐えられないなど、さまざまな理由が考えられていますが、20年前は国民が口を揃えて唱えていた「Slip Slop Slap」も今ではほとんど聞かれなくなりました。

今日はこのオーストラリアの例も参考にしながら、どのように日焼け対策をしてゆくのが良いかを考えてみたいと思います。

日焼け止めを塗るのは何のため?

あなたは日焼け止めを使いますか?
どんな日焼け止めを、体のどの部位に、どれくらいの頻度で使っていますか?
そして、あなたはどんな事を期待して日焼け止めを使っていますか?


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有名メーカーの日焼け止め広告をみていると、
「シミ、シワ、そばかす、くすみ、たるみ、毛穴といった悩みのない肌を目指しましょう。」
「10年後、20年後に後悔しないよう、毎日のお手入れが大事だよ。」
そんな言葉がならんでいます。

こんなキャンペーンコピーが、毎日、毎日、毎年、毎年、テレビや雑誌、店頭で消費者の目に、耳に、脳に、インプットされているのです。

「日焼け止めは毎日塗るもの」というのは、今や常識、当たり前のスキンケアになっていないでしょうか。

でもね、日焼け止めの一番大事な目的は、やはりあなたの体の健康を守るためだということを覚えておいて欲しいのです。
「有害な紫外線から体を守り、皮膚ガンを患うリスクを下げる。」

そして日焼けを完全にシャットアウトして、「絶対に焼きたくない」「美白をキープする」ようなお手入れを続けていると、逆に深刻な健康問題に発展してしまうリスクが大きいことも知って欲しいと思います。

どんな日焼け止めを使っていますか?

私はいわゆる日焼け止めを塗らなくなり5年が経ちます。
理由は日焼け止めを塗るといつもその部分が真っ赤に腫れて痒くなり、なかなか治らなくなるからです。

市場に出回っているほとんどの日焼け止めには「紫外線吸収剤」と呼ばれる成分が入っています。
この成分は紫外線をカットする力が強いですが、お肌への刺激がとても強いことが近年知られるようになってきました。


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また、日焼け止め化粧品に含まれる合成界面活性剤により、化粧品の化学成分が血液に吸収され、体内の炎症の原因にもなります。

体内の炎症とは、例えばアトピーや喘息などのアレルギー。
ほかにもメタボリックシンドローム、関節炎、リウマチ、自己免疫疾患、ガンなどの原因にもなっているのではと言われています。

また、その日焼け止めを塗ったままプールや海に入る事で、水質汚染につながります。

ハワイでは紫外線吸収剤を含んだ日焼け止めの使用が禁止されていることは多くの方もご存じだと思います。これはハワイに生息するサンゴ礁の死滅を防ぐためなのです。


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サンゴ礁は海水に多くの酸素を供給します。地球を取り巻く酸素の2/3は海から作られています。そのサンゴ礁がなくなることは、私たち生物が生息できない星に変わっていくことを意味するのですね。

そして、徹底した日焼け対策の一番の問題は、ビタミンD不足になってしまうことなのです。

ビタミンD欠乏症とは?

ビタミンDはもしかしたら、あまり聞きなれない栄養成分かもしれません。でも、私たちの健康を維持するのに重要な働きをしていて、近年ビタミンD欠乏によって病気を発症している人が増加しているのです。

ビタミンDは植物性の食品では干し椎茸などごく一部の食品にしか含まれておらず、動物性の食品から摂取する必要があります。
ですが、日光浴によって皮膚からビタミンDを生成することができるのです。


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ビタミンDはカルシウムの吸収を高めて丈夫な骨を作ったり、免疫機能を高めて丈夫な体を作っています。足りなくなると、くる病(幼児の骨格異常)、骨軟化症、骨粗しょう症を患い、骨が脆く、弱くなります。

また、うつ病など精神的にネガティブになったり、冬場に風邪やインフルエンザに罹りやすくなります。

高血圧、結核、ガン、歯周病、糖尿病など自己免疫疾患にも関わっていると言われ、どれだけ重要な栄養素であるのかがよくわかります。

このビタミンD欠乏の原因になっているのが、「過度の日焼け対策」なのです。

ビタミンD不足によるくる病の子どもの数は、2009年から14年の5年間で3倍以上に増加しているというデーターもありました。

くる病の主となる原因は、母親がビタミンD不足の為に、産まれた赤ちゃんがビタミンD不足となるのです。そして与えられる母乳にもビタミンDが十分無いまま成長するので、骨が弱く、ちょっと転倒しただけで骨折します。

また、夏場に台風が多く発生したり、日照時間が少なかった地域ではビタミンDが欠乏し、インフルエンザが猛威を振るデーターもあるのです。

夏休みの海辺で急激に大量の日光に当たって肌が火傷を起こしてしまうのは避けたいですが、毎日の通勤通学やちょっとしたお出かけのときにまで日焼け止めを使って紫外線を遮断してしまうことは逆にあなたの健康を脅したり、老化を早める結果になってしまうのです。

ナチュラルな日焼け対策

では、ナチュラルな日焼け対策はどのようにすればよいでしょう。

今日は一日中アウトドアというときの対策

大量の日光で肌が火傷を負ったり、大量の紫外線を浴びることがないよう、対策しましょう。

日焼け止め化粧品は肌荒れを起こす「紫外線吸収剤」ではなく、「紫外線反射剤」である、酸化亜鉛(Zink)や酸化チタンを使用した製品を使うようにしましょう。

また、化学成分が皮膚から体内へ吸収されるリスクを下げる為に、分子の大きい「ノンナノ」製品、オーガニック化粧品を選ぶと安心ですね。

普段のお手入れ

普段の通勤、通学時では基本的に日焼け止めは不要です。
1日に30分以上、日光に当たることで十分なビタミンDが生成されます。

東北から北海道など北側にお住いの方は、さらに長い時間日光に当たることをおすすめします。

良質のココナッツオイル(コールドプレスの物)はSPF4〜10あります。肌にのせても酸化しにくいので、シミ、しわなどが気になる場合は、ココナッツオイルを塗っておくと良いです。


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そのほかにもSPF値の高い植物性オイルはあるのですが、植物オイルは酸化しやすいのが欠点で、酸化したオイルを顔にのせているとそれが原因でシミやしわができてしまいます。植物オイルの使用時はご注意ください。

また、ビタミンDの生成は二の腕の内側や、太ももの内側など、普段はあまり日光に当たらない部分でより多く生成されます。機会があればそういった部位にも太陽を当ててあげてくださいね。

日焼け後のケア

やばい!今日はうっかり長時間陽に当たってしまって、肌が赤くなっちゃった・・・
そんな時のお手入れ法もご紹介します。

火照りがある場合

火照りがある場合は、ぬるめのシャワーを浴びて肌を落ち着かせます。冷水だとその後余計に火照りが酷くなってしまうので、ぬるま湯にすることがポイントです。


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シャワーの後はハーブウォーターを満遍なく塗ってケアしてあげてください。
乾いたらまたハーブウォーターをスプレーする、を繰り返します。

おすすめのハーブウォーターは、ローズウォーターやラベンダーウォーターです。
ヘチマ水や、アロエベラの果肉を直接肌にあてるのもおすすめです。

皮膚が赤く、痛みを伴う場合

皮膚が赤く、痛みを伴う場合は、クレイを使いましょう。


photo AC

クレイとは「粘土」のことですが、土の中にはたくさんのミネラルが含まれていて、そのミネラルの作用を皮膚の鎮静、修復に利用するのです。

一家にひとつ持っていれば役に立つのは「ホワイトカオリン」と呼ばれるクレイ。
マイルドに効く万能クレイです。


photo AC

クレイの使い方は、

容器にお水を入れ、そこに粉状のクレイを振りかけて10分ほど置きます。
クレイによってお水とクレイの比率が変わります。パックにするときのレシピはクレイ購入時に確認してください。

クレイが十分水を吸収したら日焼け部分に満遍なく伸ばしてパックしましょう。

クレイ中に含まれるミネラルがマイナスイオンとして水を通じて作用します。そのため、クレイが乾いてしまっては効果が得られないので、パックが乾かぬよう上から濡れた布巾でカバーし、30分ほど置いてください。

これでかなり赤みが引くのですが、、痛みが酷いようなら2~3日の間毎日パックしてあげてください。
このとき、ハーブウォーターのスプレーも併用してください。

シミ対策にはサプリも

シミやシワがどうしても気になる場合は、日焼けした後にビタミンCのサプリを摂取するのが効果的です。

リポゾームという特殊処理がされたビタミンCであれば、通常のサプリよりも吸収率が高いので即効性があります。
今回は日焼け対策について紹介しましたが、日焼けすることは決して悪いことではなく、むしろ健康を維持するのに欠かせない習慣だということがおわかりいただけたでしょうか。

英語で小麦色の肌のことをSun kissed Skin(太陽がキスした肌)といいます。あなたも今年の夏はこんがり日焼けした健康女子を目指してみてくださいね。

 
参考資料:
Melanoma Institute Australia(https://www.melanoma.org.au/understanding-melanoma/melanoma-facts-and-statistics/)

SBS News(https://www.sbs.com.au/news/experts-warn-of-sun-protection-as-aussies-boost-vitamin-d-levels)

News Scientist(https://www.newscientist.com/article/mg24132210-100-too-much-sunscreen-why-avoiding-the-sun-could-damage-your-health/)

NCBI(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4536937/)

The Sydney Morning Herald(https://www.smh.com.au/lifestyle/health-and-wellness/slip-slop-or–scare-tactic-20120405-1wea0.html)
 
ココナッツオイルの特徴・効能とおすすめの使い方まとめ~ココナッツオイルを体質改善・美容健康に!
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体質改善オーガニック料理研究家 楳村郁子
子どもの頃からアレルギー体質で、30年間ステロイドを使い続けていた。40代で、ステロイドでは治らない重度のアトピーと本気で向き合おうと決意。
食生活を見直し、自然療法を日常的に取り入れ、薬を使わずに綺麗な肌と健康な体を取り戻す。
自宅・オンラインにて薬を使わずに体質改善するための食生活を伝授している。

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