・ストレスで免疫力が下がっているかも
・体調不良が続いて風邪をひきやすい…これってストレスのせいかも
・知らず知らずのうちにストレスがたまっていてダウンしてしまった
このような経験があったり、耳にしたりしませんか?
ストレスと体調は密接に関係している事をみなさんは日常生活において、よく実感されているのではないでしょうか。
では、なぜストレスが溜まると体調不良になるのでしょう?
今回は、
・ストレスが身体に影響を及ぼすメカニズム
・ストレスに関連する3大要素
・自宅で簡単にできるストレスケアの方法
についてご紹介します。
ストレスが身体に影響を及ぼすメカニズムとは。
ホメオスターシス(恒常性)って聞いたことがありますか?
「ホメオスターシス(恒常性)」とは、私たちが生命を維持するために備えている機能のことをいいます。
私たちの周りには、電磁波・大気汚染・紫外線など、さまざまな外部環境が取り巻いています。また、日本には四季があるため、暑くてたまらない日や湿度の高い日、凍えるほど寒い日があり、私たちは気温の変化の大きい環境の下で生活しています。
しかしながら、体温など私たちの身体の内部は、常に同じ状態を保っていますよね。
私たちにとってはあたりまえのことですが、これは生物が生命を維持するために備えている機能なのです。
このように外部環境がどのような状態であっても、内部環境を常に同じように保つよう制御されていることを、ホメオスターシス(恒常性)といいます。
いのちを維持するための機能ホメオスターシスの3つの組織系
ホメオスターシスには、次の3つの組織系が関係しています。
1. 自律神経系:睡眠・体温調節など生命維持に必要な機能を調整する組織
2. 内分泌系:ホルモンを分泌する組織
3. 免疫系:身体の抵抗力をつかさどる組織
この3つの組織系はネットワークを作り、互いに情報を交換し合いながら、機能しています。このように、3つのシステムは繋がっているため、必ず影響を及ぼし合います。
例えば、みなさんはこういった経験はありませんか?
・ストレスや心配事が重なった→身体の抵抗力が弱まった→風邪などひきやすくなった
(自律神経系⇔免疫系)
・月経前にホルモン分泌が乱れる→肌荒れや吹き出物ができた
(免疫系⇔内分泌系)
・更年期に女性ホルモン分泌が変動する→イライラすることが増えた
(内分泌系⇔自立神経系)
このような症状は、3つのシステムが繋がっているために起こることなのです。そして、心(メンタル)はこの3つのシステムすべてに関連しています。ですから、ストレスによって心(メンタル)が疲れてしまっていると、ダイレクトに身体に影響を及ぼします。
ストレスからの影響を最小限に抑えるには?!ホメオスターシスと〇〇〇〇力が重要な鍵!
この〇〇〇〇力、お分かりの方もいらっしゃると思います。
私たちの身体には、自然に治癒し、常に健康を維持する素晴らしい機能「自然治癒力」が備わっています。
ケガをすると自然に治り、骨折をしてもどの部分が折れたのかわからないほどきれいに治ります。また、肝臓は、大部分を切除しても、残った正常な組織の力で復元されるといわれています。この素晴らしい機能を「自己治癒力」といいます。
そのほかに、皮膚は外部からの刺激や細菌から身体を守ったり、口から入ってくる細菌を胃酸によって殺菌するなど、ケガや病気から身体を守ろうとする「生体防御機能」も私たちには備わっています。
これらの機能「自己治癒力」「生体防御機能」を合わせて、「自然治癒力」と呼んでいます。
このような機能により、私たちはホメオスターシスを維持し、外部環境の変化に適応しています。
しかしながら、過度なストレスにより心身のバランスが大きく崩れ、自然治癒力の限界を超えた場合に私たちは病気になります。
このようなメカニズムから、ストレスが溜まると体調不良が起こるのです。反対に、自然治癒力を高めておくことで、病気を未然に防ぐまたは、最小限に抑えることも可能になります。
では、どのような場合が過度なストレスとなるのでしょう?
同じ状況下に置かれても、ストレスを感じる人と感じない人がいます。それには次の要素が関係しています。
ストレスを強く感じる人、そうでない人、感じ方の違いは、この3つの要素にあるんです。
①ストレスの要因
ストレスの要因となるものを「ストレッサー」といいます。ストレッサーにはさまざまなものがあり、自分では気づいていないものが知らないうちにストレッサーになっていることもあります。
・物理的なもの:振動・音・パソコンのブルーライトなど
・化学的なもの:環境ホルモン、煙草の副流煙など
・生物学的なもの:ウイルス、菌など
・心理的なもの:怒り・不安など
・社会的なもの:職場・家庭・ライフイベント
などがあげられます。
②適応力
ストレスにどれだけ対応できるかという能力です。「適応力が大きい=ストレスに抵抗できる力が大きい」ということになります。
③ストレス状態
ストレス状態の程度は「ストレッサーと適応力のバランス」で決まります。良いストレス状態か悪いストレス状態かどうかは、個人のストレッサーと適応力のバランスによるため、ひとそれぞれ異なります。
良いストレスとは、ストレッサーが適度な刺激であり、成長につながっている場合を指します。一方、悪いストレスとは、ストレッサーが適応力を大きく上回り、健康が害される場合を指します。
また、大地震など、適応力に対してストレッサーがあまりにも大きい場合も悪いストレスとなる可能性があります。
自分の適応力を理解したうえで、ストレッサーが大きくなっていないかを常に評価し、適切に対処していくことで、ストレッサーのコントロールが可能になります。
例えば、自分がどんな時に、どのくらいでしんどく感じるか、または心身に大きな疲れを感じていなくても、どうなると寝込んでしまうか……
自身の経験や感覚で、自分の体を理解していくことが大切です。
さきほどの大地震や職場環境などのように、現実的に自分一人では解決できないようなストレッサーもたくさんあります。
そのため、解決できないストレスとうまく付き合っていくこともストレスをコントロールする上で重要になってきます。趣味や旅行などで気分転換を行ったり、運動でリフレッシュしたり、癒しを取り入れリラックスすることで、コントロールが可能になります。
(*上記のような1人では解決できないストレッサ―を経験した場合は、専門家のサポートを受けるということもおすすめします。)
何もたいそうなことをする必要はありません。自宅でハーブティーを飲む、アロマの香りでリラックスする、友人たちとお茶をするというのもいいでしょう。負担にならず日常的に取り入れやすいことからやってみて、自分にぴったりのリラックス法を見つけてみてください。
そこで、誰でも簡単に取り入れやすいリラックス方法として私がおすすめしたいのがメディカルハーブです。ぜひ下記を参考にしてみてください。
自然治癒力を高めるメディカルハーブの役割
メディカルハーブに含まれる成分は、ホメオスターシスの維持や自然治癒力を向上させます。その結果、心身のバランスが保たれ、ストレス状態の改善に役立ちます。
日常生活にハーブを取り入れることで、ストレスを軽減する事が可能です。
自宅で簡単にできる、ハーブやアロマ精油を用いたレシピをご紹介します。
ハーブを使った簡単ホームケア法をご紹介!今すぐできる3つのセルフケアレシピ。
ハーブをそのまま用いる方法
ジャーマンカモミールやラベンダーなどのハーブを布の袋に入れ、お風呂に入れます。するとフローラルな香りが広がり、リラックス効果が期待できます。
また、ミントやローズマリーはすっきりした香りが広がり、リフレッシュ効果が期待できます。
ハーブエキスを抽出して用いる方法
・ジャーマンカモミール 20g
・熱湯 1ℓ
熱湯にジャーマンカモミールのドライハーブを入れ、冷めるまで成分を抽出します。
次に、液体のみを入浴剤として浴槽に入れます。
甘いやさしい香りが浴室に広がり、リラックス効果が期待できます。
精油を用いる方法
・ラベンダー精油 1~5滴
・自然塩 40g
自然塩に精油を入れ、竹串などでよくかき混ぜます。
次に、それを浴槽に入れ、かき混ぜます。
やさしい香りが広がり、リラックス効果が期待できます。
ハーバルバスやアロマバスの素敵な香りに包まれて、一日の疲れを癒してみてはいかがでしょうか。
日常的に多くのストレスを抱えている現代の私たち。ストレスをうまくコントロールすることで、毎日の生活の質が少しでも向上すると嬉しいですよね。
【ストレスが溜まるとどうして体調不良になるの?ストレスが身体に影響を及ぼすメカニズムと簡単ホームケアについて。】
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