冬

Food 食

冷え対策だけじゃない、陰陽五行でみる冬の食養で寒い季節を快適に過ごす方法。


秋も終わりに近づき、格的に寒くなってきましたね。

「冷え性対策」として、食べ物や飲み物に気をつける方も多いと思いますが、冬の不調の原因は、単に「寒さ対策」という側面だけでは、見落としてしまうことがあります。

寒い季節特有の冷えには、「内臓の不調」や「活動量」からの対策が必要になります。

というのも、寒さ、暑さなど、人の体はその時々の環境に順応し、可能な限り快適に生きようと、常に自動調整機能を働かせています。

そのため、冷えから体を守ろうと特定の内臓が過度にはたらけば、その内臓は疲れ、機能が落ちてしまいます。

寒い季節に合った内側(内臓)からケアをおこなわないと、冷えや冷えからくるトラブルを悪化させる原因になりかねません。

そこで今回は、マクロビオティックの陰陽五行から「冬を快適に過ごす食養術」をみていきます。

冬の寒さに強い体質作りにおすすめの食材と心がけたいライフスタイルを知り、冬を健康的に美しく過ごせるよう準備しましょう。

冬は陰陽五行では「水」の季節

陰陽画像
イラストAC

陰陽五行とは、

この世界のあらゆる現象を「陰陽」で成り立っているとみて「木・火・土・金・水(もっかどごんすい)」に分類される要素で関係付けられ、循環している

という理論です。

春夏秋冬、(五行では春、夏、土用(晩夏)、秋、冬)も、「木・火・土・金・水」に当てはめて考えることで、その流れや力関係などもとても分かりやすくなります。

秋は「金」で、金の次は「水」。冬は「水」の季節になります。

これは、「金(鉱物)が冷えて水を作る」というところからきています。

水のイメージからも、「冬=冷たい季節」ということが想像できますね。

そして腎臓や膀胱、耳、骨といった部位が、この「水」にあたるといわれています。

腎臓は体内の水分量の調節役ですし、骨の強さは腎臓と関わり、耳の機能も骨や水分と関わりますので、全て繋がりあっていることになります。

また、自然界では「閉じる、収納」「黒色」「寒さ」「鹹味(かんみ、塩辛い味)」などが「水」に分類されており、このことが冬におすすめの食べ物に繋がっていきます。

冬は腎臓を労わることを意識してみて

腎臓画像
イラストAC

腎臓と「水」の関係とは?

水
pixabay

腎臓は、体内の水分などの「濾過と量の調整」をしています。

細い血管が集中して集まっているところですので、「血流」の状態が腎臓の働きに大きく影響します。

そのため、腎臓は特に「冷え」に弱い臓器といわれています。

冷えて巡りが悪くなると、腎臓の血流も十分でなくなるため、とても負荷がかかってしまうからです。

つまり、冬は腎臓を労わる季節ということになります。

腎臓は骨にも影響を与える

骨イラスト
イラストAC

腎臓には、カルシウムを体内に吸収させたり、骨に沈着させるのに必要な「活性型ビタミンD」を作るという働きがあります。

そのため、腎臓が弱ると活性型ビタミンDを作る力も落ちますので、骨にも影響が出てきます。

冷えと骨の強さは無関係のように見えますが、実はとても大きな繋がりがあるのですね。

冬は耳の不調にも要注意!

耳画像
photo AC

腎臓は、耳との繋がりもあります。

耳は、色々な複雑な部位が連携してはたらいて「音が聞こえる」状態を作っています。

その部位の中には、骨もあればリンパ液(水分)がつまった器官もあるため、腎臓の不調が耳の調子に深く関わっています。

音が聞こえづらいというだけではなく、耳鳴りやめまいなど、耳の機能が落ちると出てくる不調も、寒い季節には注意が必要です。

望診法で腎臓の不調をセルフチェック

陰陽図
イラストAC

このように「腎臓の不調」は、巡り巡って体の様々なところの不調を引き起こす可能性があります。

では、今のあなたの腎臓は元気でしょうか?

体に表れる様子から、「望診法」を使って腎臓の健康度をセルフチェックすることができます。
(*望診法をつかって、体の内側をセルフチェック!

腎臓は水分を調節しているため、むくみが出たり、シワが増えるなどの美容トラブルとしてあらわれることがあります。(シワは、乾燥も原因となりますが、余計な水分がたるみを生んでシワを作ることも。)

腎臓は血液の質にも影響するため、中医学で「血の余り」ともいわれる「髪」の状態を左右します。

白髪、抜け毛、が目立つこともあるかもしれません。

その他、「水」の色は「黒色」ですので、黒色の症状としてあらわれます。

目の下のクマなどができたり、肌は黒っぽくくすんでいませんか?

また、「耳」も「水」に分類されていましたね。

耳が聞こえづらくなったり、めまいがするなど、耳の不調は出ていませんか?

寒い季節に特にこうしたことが気になるという方は腎臓をいたわる食事を取り入れてみましょう。

腎臓をケアする食べ物

ひじき画像
photo AC

冬におすすめの食材、腎臓を労わる食材は、「鹹味(かんみ)」のものです。

鹹味とは、塩辛い味のこと。
代表的なものを見てみましょう。


・海藻類 わかめ、昆布、ひじき、あらめ、のりなど

・塩辛い調味料 味噌、醤油

・魚介 白魚、あさり、いか、牡蠣、など

ここで注意したいのが、鹹味は塩辛い味のことですが、しょっぱい味にして食べればいいというわけではありません。

とりすぎることは逆に「食害」となり、多すぎることでの不調がでてきます。

鹹味食材はどちらかというと「メイン(主食)」にはなりづらく、「サブ(副食)」のような食材のため、1度に大量に食べようとしなくても大丈夫です。

メインの料理にプラスする、というような食べ方がおすすめです。

例えば、寒い時には甘い味付け(特に砂糖類)や辛い味、スパイシーな味などのパンチの効いた風味は控えめにして、味噌や醤油などを使った温かい料理を基本にしましょう。

塩は、「陽性」なので体を温める性質も持っています。

いつもの食卓に焼き海苔をプラスする、スープや味噌汁にワカメを入れるなど、工夫してください。アサリのお味噌汁なども温まるのでおすすめです。

冬に内臓を労わるおすすめの食材

根菜画像
photo AC

腎臓を助けてくれる「鹹味」の食材以外には、それをサポートしてくれるおすすめの食材があります。

・体を温めてくれる「根菜類」大根、ごぼう、蓮根。

・季節の「芋類」サツマイモや里芋。

・「辛味野菜」のねぎ、にら、にんにく、青じそ、春菊、菜花、からし菜など。

・「黒いもの」黒豆、小豆、そば、栗など。

こうしたものは、陰陽五行では「辛味」「甘味」に分類されるものですが、辛味や甘味の食材は「鹹味」を補う関係にあります。

寒い季節にはこうした食材をメインに使いながら、先ほどの「鹹味」のものを加えていく料理がぴったりです。

不思議なことに、上記のほとんどが秋、冬が旬の食材ばかりですが、やはり「身土不二」ということでその土地の季節のものを食べることが1番合っているということですね。

美味しさ以上の意味をもつ「身土不二」上手に活用できていますか?健康的な美しさを叶える賢い食べ方とは。

冬に控えた方がいい食材はあるの?

スウィーツ画像
photo AC

寒い季節におすすめのものがある一方、控えたい食材もあります。

それは、体を冷やす食べ物です。
冷やす食べ物を避けることは、内臓を労わるためにもとても大切なことになります。

冷えないためには当たり前のことですが、腎臓にとっても冷えは大敵です。

・「甘味料」特に吸収の速い白砂糖や果糖ブドウ糖液糖、シロップなど

・「甘いもの全般」お菓子、菓子パン、果物、ジュース

ここでお伝えしている「甘いもの」は、先ほどの「甘味食材」とは異なるため気をつけましょう。

甘味食材は、かぼちゃ、キャベツ、穀類など自然の甘みの食材を指します。

また、

・アルコール
・カフェイン
・南国のものやスパイシーなもの

こうしたものは、どれも体を冷やしやすい食べ物です。

コーヒー画像
pixabay

温かい季節よりも食べ過ぎないよう気をつけましょう。

また、寒い季節は温かい季節よりも、発散されずたまっていく傾向があります。

食べすぎると不要なものが滞って、「春の不調の原因」になるため、全体的に量を食べ過ぎないということも大切です。

冬はゆったり過ごすと吉

冬
pixabay

冬は、「閉じる・収納」の季節でもあります。

寒い時には、自然と体も縮こまりますし、毛穴もきゅっと閉まります。これは、「温」を逃さないための自然な反応です。

そうした時期に無理して活発に活動をすることは、健康と美容には逆効果。沢山の汗をかくと、逆に体を冷やしてしまいます。

寒い時期は、備える時・ためておく時と思い、ゆったりとリラックスをして過ごしましょう。

リラックスをすることは副交感神経を優位にして、血管を広げて血流をよくします。

もちろん、適度に動いて筋肉量を上げること、熱を生み出すことも大切ですが、ほどほどがいいです。

寒い時には、穏やかに過ごす時間をいつもより多めにとるライフスタイルがおすすめです。

人も動物、自然の一部です。
その季節にあった食べ方、過ごし方を心がけるだけで、丁度(程よい感じに)整うようにできています。

無理なく心地よく寒い季節を過ごせるよう、普段の生活に「水」の性質をちょっと意識してみてはいかがでしょうか。

 
【秋到来!おすすめのハーブは?!」気分が落ち込む、気温の変化、秋の夜長におすすめハーブとハーブティーご紹介
「温め食材」切干大根の旨みたっぷりレシピ。煮物だけじゃない活用レシピと正しい戻し方
 
 
キャンペーン企画バナー
HACCOBEキャンペーン企画、美と健康の最新情報はこちらから。
LINE@バナー
 

ゆったりマクロビ美人食 松崎 恭子
マクロビオティック師範、管理栄養士。
東京・大塚にて毎月50人の生徒さんが通う人気マクロビオティック教室「ゆったりマクロビ美人食教室」を開催 。

マクロビオティックをベースに「体にやさしい&おいしい料理は、誰でも簡単にできる」方法を皆さんにお伝えすべく料理教室、講演、食事栄養コンサルティングにて活動中。


ピックアップ記事

  1. 現代人のほとんどが砂糖中毒?!ドラッグより怖い….あなたは砂糖中毒か…
  2. 気になる「厄年」、厄祓い・厄除けをする意味と心構えとは?
  3. 【カカオレシピ】甘いだけじゃない!スーパーカカオのちからでアンチエイジング!
  4. 美容食、スーパーフード「麻の実ナッツ」の栄養と簡単な食べ方
  5. 歳神様お迎えへのカウントダウン!新年に幸福と健康を招く、お正月準備のススメ

関連記事

  1. ママと子供画像

    Reading よみもの

    「胎内記憶」生まれてきた目的から読み解く、ママへのメッセージ

    「赤ちゃんはママを選んで生まれてくる」という言葉。1度は耳にしたこ…

  2. ハーブと塩画像

    Food 食

    おいしく体にいい「塩」の選び方~海塩、岩塩、湖塩、精製塩の違いは?!毎日の健康を左右する塩の選び方

    毎日の食生活で、私たちが1番とり入れている調味料といえば、「塩」ですよ…

  3. ファッションショー

    Organic(オーガニック)

    フェアファッションが世界を救う〜あなたは“誰かの苦しみ”の上に作られた服をまとっている!?~

    「コットン」って、どこか温かみがあって、優しい響きがありませんか?でも…

  4. Fermentation 発酵

    飲む発酵食品、Kombucha(コンブチャ)って!?

    美腸・腸内フローラなど、最近腸に関する言葉をよく耳にしませんか?そして…

  5. らっきょう甘酢漬け画像

    Recipe レシピ

    初めてでも失敗知らず!白砂糖を使わない「らっきょう甘酢漬け」「味噌漬け」作り方

    5月~6月になると、ひと昔前までは多くの家庭でらっきょうを漬けている光…

RECOMMENDED COLUMN

  1. 親子画像
  2. 稲画像
  3. 花粉症

HACCOBEキャンペーン企画


Info



READING








HACCOBE COLUMINIST

  • HACCOBE 編集部
  • ゆったりマクロビ美人食 松崎 恭子
  • オーガニック専門家 レムケなつこ
  • 植物療法コンサルタント 井上知佳
  • スピリチュアルカウンセラー 蒼井 聖子
  • ファミリーコーディネーター 加藤由香里
  • 料理家、ローフードベジ料理教室happycheesekitchen 主宰chie
  • ディライトフルデザイナー ディアナ幡司しのぶ
  • 健康ライフコーディネーター 柳樂 いづみ
  • 「マナヨガ」代表 yuuka
  • マスターオーガニックコーディネーター KAERU
  • 体質改善オーガニック料理研究家 楳村郁子
  • パリ在住 パリコレヘアースタイリスト Tsume & トップセラピスト Yuki

RECENT POST

  1. サプリメント画像
  2. 春チューリップ画像
  3. 発酵美学画像




HACCOBE運営企業 株式会社セルアップは、株式会社グローリー・インターナショナル社 Fastzyme(ファストザイム)720㎖の総代理店です。
  1. 花粉症

    Aroma & Herbs 植物療法

    日本人の4人に1人が「花粉症」~今から始める花粉症対策について~
  2. 朝ストレッチ画像

    Body カラダ

    【動画2】1日1分の簡単ボディメイク、便秘・ガス解消にも!「祈りのポーズのストレ…
  3. 冬

    Food 食

    冷え対策だけじゃない、陰陽五行でみる冬の食養で寒い季節を快適に過ごす方法。
  4. 酵素玄米画像1

    Recipe レシピ

    実は簡単!「酵素玄米」をつくろう。美容・ダイエット・腸活におすすめ、酵素玄米の効…
  5. Body カラダ

    ストレスが溜まるとどうして体調不良になるの?ストレスが身体に影響を及ぼすメカニズ…
PAGE TOP