冷え性女性

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ストレスと冷えの関係。「冬」身体を芯から温める簡単な方法をご紹介。


現代の働く女性は多くのストレスを抱えているように感じます。そのストレスが引き金となって体調不良につながることも。

長年にわたり、多くの体調不良の方と接してきた中で、体調不良の根幹にはほとんどといっていいほど「ストレス」が関係しているというのは否めません。

その他、体調不良の原因として、暴飲暴食や運動不足(筋肉不足)、睡眠不足などありますが、特に女性の不調の悩みの多くは「冷え」にあるようです。

そこで今回は、「冷え対策」についてご紹介していきます。おすすめの成分や食材・調理法・温めハーブについても詳しくご説明していきます。

冷えは万病のもと!
これからのシーズンには早めのケアがおすすめです。

働く女性の97%が不調、82.5%が冷えを訴える!

ストレス女性画像
photo AC

小学館が運営するインサイト研究所で調査した働く女性に聞いたアンケートで、「身体の不調はありますか?」という質問に97%の人が「ある」と返答、驚くべき結果が報告されています。

また、その質問の中で、「冷え性ですか?」という問いに、「はい!」と答えた人が82.5%もいたという結果が報告されています。
(出典:小学館女性インサイト研究所 2016年4月調査https://shigotonadeshiko.jp/lab/pdf/insightlab_160415_1.pdf

またストレスについて、インターネットリサーチ会社のティムズドライブで調査した結果、本年度(2017年度)の普段のストレスについて男女比では女性が多く、30代からのストレスの上昇が顕著にみられています。

どんなときにストレスを感じるかという点では、「将来の不安を感じた時」38.0%、「家計などお金に関すること」35.6%、「仕事が思うように進まない時」33.1%と続いています。そこで上記アンケート対象者にストレス解消法を聞いてみたところ、

職場での1位:お茶・コーヒーを飲む

生活での1位:寝る、2位:お酒を飲む、3位:好きなものを食べる

となっています。
(出典:ティムズドライブ/インターワイヤード・2017年調べネットリサーチ参照 http://www.dims.ne.jp/timelyresearch/2017/170516/

「ストレス」と「冷え」の関係~ストレスが身体を冷やすってどういうこと?

ストレス女性画像2
photo AC

身体のしくみ、「ホメオスターシス」とは?

私たちの身体には、「ホメオスターシス」という身体を一定に保とうとする仕組みがそなわっています。ホメオスターシスとは「恒常性」とも呼ばれ、生物が外的環境や食べ物などの影響関係なく、内部環境を一定の状態に保ちつづける仕組みのことをいいます。

その最も重要な仕組みが自律神経です。自律神経はリラックスの副交感神経と行動をうながす緊張の交感神経があります。

通常、この2つの神経が24時間調和しながら働くことで、私たちは動くことや休むことができます。特に、朝起きてから休むまでは交感神経が適度に活性化し、活動しやすくなっています。

ストレスが身体を冷やすメカニズム-「ストレッサ―」から身体を守る

心臓模型画像
pixabay

しかしその通常の状態とは異なり、五感が感じる何らかのストレッサーによって自分自身を守らなければならないときにも、瞬時に交感神経優位になります。

ストレッサーとは何かしらの「圧力」と考えてください。このストレッサ―から自分自身を守るために、体の中で様々な活動が行われます。

ストレッサーが強ければ強いほど、それに反動し、「ドキドキ感」や「冷や汗」などから始まり、歯を食いしばるというようなことも起こります。身体の内側では気道が拡張し、呼吸は早まり、より多くの酸素を吸い込むようになります。そして、筋肉は緊張し、血管は収縮、血液が流れにくくなっていきます。

血液の流れが悪くなるため、心臓は高い圧をかけ、細くなった血管からより遠くの筋肉へ栄養素や酸素を送りだそうとします。そうすると血圧も上がります。

【ストレッサ―に耐えるエネルギーが必要になる→素早く熱源となるブドウ糖を細胞内へ運ぶ→エネルギーを得る】
そうやって現状を切り抜けようとします。

ストレスが身体を冷やすメカニズム-「圧力」が大きいほど、血管や筋肉の収縮も強くなる

ストレッサ―が大きいほど、血管や筋肉の収縮も強くなり、「骨格筋」への血流は増加し、ただちに活動できるよう準備を行います。

一方、主に自律神経支配下の「胃腸(平滑筋で構成されている)」をはじめとする内臓の筋肉への血流は収縮状態が続き、血液の流れは滞り、活動低下の状態になります。

身体の内部では、「逃げるか、戦うか、今は運動性の筋肉を動かす時だ。内臓への血流は一旦抑えよう!」という状態が起こっています。この状態が長くなるほど、内臓は冷え、消化管の活動も低下していきます。

※骨格筋とは、骨格を動かす筋肉。平滑筋が内臓を動かす筋肉。
(参考:Wikipedia-骨格筋https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%AA%A8%E6%A0%BC%E7%AD%8B)

そして、「ストレス食い」という現象も起こります

パン画像
pixabay

このような状態になると、より多くのブドウ糖も必要になるため、肝臓や筋肉内にある糖の貯金箱「グリコーゲン」を刺激、貯蔵している「果糖」や「ガラクトース」もブドウ糖へ変換され、ストレスに打ち勝とうと頑張ります。このときに食べたい欲求が高まり、甘いものも欲しくなるという現象が起こりやすくなります。

これが、まさに「ストレス食い」と呼ばれる行動になるわけです。

その他、ストレスが関係して起こりやすい症状とは?


pixabay

また細胞内のミトコンドリアでも、ブドウ糖はもちろん、他のエネルギー源である「脂質」や「アミノ酸」を大量に必要とします。酸素も通常より多く必要になります。

そのため、私たちの呼吸は浅く早い状態が続き、さらに熱を発生させようとしますが、それらを燃やすのに必要な「酸素」や「酵素」、補酵素としての「ビタミンB群」や活性酸素の除去に必要な「ビタミンC」も消耗が激しくなります。

このとき、栄養を食べものから補えないと、疲労が蓄積していきます。特にストレスの影響を最も受けやすいといわれる「胃」は身体を守る機能を持っているため、ストレスがかかると胃酸が増加し、粘液(胃壁を胃酸から守る)も減少します。
             

ストレス状態が続くことで、「内臓の冷え」から消化機能の低下による胃の痛みや腸の不調、その他の不穏な状態や不眠にもなりやすく、食欲は低下し、めまいやイライラ、集中力の欠如、さらには抑うつ状態にまで及ぶ場合もあります。また、副交感神経も優位になりづらく、身体はリラックスしにくい状態になってしまいます。

このような状態に少しでも心当たりのある方は、早めのストレスケアと冷え性ケアをおこなっていきましょう。

「ストレス」と「冷え」を植物でケアしましょう!

冬野菜画像
pixabay

寒い季節、外気の気温の低下からさらにその冷えが加速していきます。ストレスが引き金で冷えが増幅していると感じている人の対策には、多方面からの複合的なケアがおすすめです。

ストレスで大量に消費したビタミンB群などのミネラル、酵素や筋肉の原料となるたんぱく質、細胞膜を健やかに保つオメガ3脂肪酸も上手に取り入れていきましょう。

気軽に取り入れられるものから、試してみてください。まず、簡単なケアから順に紹介していきます。

①胃を温める

さゆ画像
pixabay

自律神経は内臓と繋がっています。中でも胃は消化がスタートする器官で、消化のためには胃をよく動かす必要があります。

胃の血流が悪くなり冷えると、私たちが生きる上で必要なたんぱく質の消化がしづらくなり、アミノ酸の吸収が妨げられ、遺伝子や細胞、血液、酵素、骨、皮膚、などあらゆるものの材料に必要なタンパク質が体内で生成しにくい状態となります。

また、胃から始まり、内臓全般にも冷えは起こるので、身体の様々な箇所に不調が現れてきます。

身体が冷えていると感じたら、まずは胃に温かいものを入れてみましょう。内側から温めることによって毛細血管は拡張し、流れが悪くなっている血流をよくして、酸素や栄養素を血流が滞っている細胞にいきわたらせるという方法です。

胃の中に固形物や不純物があるとそれを消化することに胃が働いてしまうため、可能な限り胃を刺激しないよう、固形物を含まないものをいただくのがよいでしょう。

胃の不調を感じている方は、胃の温度より少し高め、40℃くらいのぬるま湯(白湯)をお水代わりとして飲みます。白湯は、朝起きた時、消化が活発になる食前、食後、お休み前に飲むのがおすすめです。

また、同時にカイロなどで胃腸を温めてみてくださいね。

②身近な食材を使って身体を温める

生姜茶画像
photo AC

特に胃の不調は無いけれど、「冷える」という方には、生姜茶やお味噌汁がオススメです。

味噌は、身体に必要なミネラルや酵素、ストレスに良い大豆サポニンも含まれ、冷えには最適なスープです。ミネラル成分をたっぷりと含む海藻や根菜を具材にしていただきましょう。

生姜は身体を温めるジンゲロールを含んでいます。「乾燥生姜」をお湯でとかし、ミネラル成分を含む自然塩ひとつまみや梅干しまたは、醤油を1滴落として、ゆっくりと飲んでいただくのも非常に効果的な方法です。数年前から流行っている「ゴボウ茶」もおすすめです。

根ものにはストレスホルモンの副腎皮質ステロイドホルモンを抑制するといわれている「サポニン」を含むものも多く、滋養強壮に活用されています。

ゴボウもサポニンを含有し、脂肪燃焼に効果があるといわれている「クロロゲン酸」、利尿作用や整腸作用、糖の吸収抑制作用も期待される水溶性食物繊維の「イヌリン」や「不溶性食物繊維」、「カリウム」や「カルシウム」などのミネラルも多く含んでいます。丸ごと食べるのもおすすめです。

身体が温まると自然とゆったりとした気持ちになり、緊張がほどけていき、そして内臓への血流がよくなり、身体の芯から温かさを感じることができるようになります。

③身体を温めるハーブティーを活用する

カモミールティー
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ハーブティーでは、副交感神経を刺激する香りや筋肉の緊張をほどくフラボノイド成分、アピゲニンを含む「ジャーマンカモミール」、毛細血管を強くするルチンを含有する「エルダーフラワー」、「リンデン」、Lメントールやアピゲニンを含むペパーミントもおすすめです。

Lメントールは気分をスッキリとさせる作用があり、アピゲニンは緊張を解きほぐします。フラボノイド成分は血管保護作用だけでなく、抗酸化作用、鎮静、筋の緊張をほぐす作用、発汗・利尿・抗アレルギー作用もあり、広範囲の身体の乱れにぴったりです。

濃く抽出し、温かいハーブティーとして味わって飲んでみてください。水溶性なのでお湯で簡単に抽出することができます。

「ストレス」と「冷え」~食べ物でケアしましょう!

ニンジン画像
photo AC

日本の風土に合った食物や旬の食材を選んで食べるのが、最も身体を温める方法として適しています。寒い季節は、植物も寒さにそなえ、多くの栄養素を生成し取り込んでいます。

特に「根」ものは、糖質やビタミンC、土中のミネラルをたっぷり含んでいます。ストレスで不足するミネラルバランスを整えていくには最適な食材です。

また、人参、ダイコン、タマネギ、小松菜、春菊、ヤマイモ、などは酵素も多く、消化酵素も助けてくれるため、冷えて動きの悪くなった消化管の働きをサポートしてくれるでしょう。

「冷え対策」には、身体を温める調理法

味噌汁画像
photo AC

この時期におすすめの調理法は、煮込み料理です。日本古来の発酵食品で、ミネラルを豊富に含む「味噌」や「醤油」を使い、なるべく低温で長時間煮込むことで、食材のあらゆる栄養素や有効成分が食材からとけ出し、身体に吸収されやすい状態になります。

リラックスした消化のよい状態で、栄養素が整っているものをよく噛んでいただきます。そうすることで消化・吸収し、身体の巡りがよくなると、各細胞に栄養素や酸素がいきわたり、熱エネルギーの産生がスムーズになり、結果、「身体が温まる」ということになります。

自分に合った方法を見つけて、内側からしっかり身体を温めよう。

温める画像
pixabay

その他、入浴法をアレンジする、筋肉を育てる(特に太ももやお尻の筋肉を育てる)ことも大切です。

様々な温め方法をご紹介しましたが、寒い季節に特におすすめなのは、日本人の定番「お味噌汁」と「生姜茶」。日常に取り入れやすいものから試し、自分の身体にあったものを見つけてくださいね。

 
冷え対策だけじゃない、陰陽五行でみる冬の食養で寒い季節を快適に過ごす方法。】
ストレスが溜まるとどうして体調不良になるの?ストレスが身体に影響を及ぼすメカニズムと簡単ホームケアについて。
 
 
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健康ライフコーディネーター 柳樂 いづみ
幸せの近道!心と身体を楽しく変える健康ライフコーディネーター、泉メディカルハーブアカデミー主宰
東京・南麻布にて細胞レベルから美しく!をコンセプトに幸せになるためのツール・ハーバルセラピスト講座や料理教室を中心とした講座を開講。ヘルシーライフコーディ―ネーターとしても、未病の方々への体調不良の改善に貢献。その数は15年で延べ10,000名を超える。企業の依頼にて講演やセミナーでも活躍中。

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