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夏場の不調を「梅干し」パワーで撃退!中から整える「簡単」梅レシピ


一日一粒で医者いらず』といわれるほど薬効効果が高く、古くから身体にいい食材として食べられてきた「梅干し」。

その成分から、疲労回復効果や、食欲増進効果、アンチエイジング・美肌効果があると知られていますよね。
また、食中毒を予防する効果も期待できることから、お弁当に活用するという方も。

これほど身体にいいといわれている食材ならもっといろんなレシピに活用したいところですが、ごはんやお茶漬けに添えたり、和え物につかうなど、そのつかい道は意外と定番化してしまいがちです。

今回は、「梅干し」と「梅酢」をつかって、梅パワーを気軽にとり入れられるマクロビの梅レシピもご紹介します。

「梅酢」ってなに?


photo AC

梅酢とは、梅干しをつくる過程で梅を塩で漬けたときに上がってくる(出てくる)酸味のある液(酢)のことをいいます。
梅特有の酸味とともに程よい塩味があり、ほかの酢にはない味わいがあります。

梅干しは、日本では平安時代にはすでに食べられていたという記録がありますが、梅の起源は中国から伝わったといわれています。(日本が起源という説もあります。)

そしてその頃の中国では、梅酢をつくった副産物が梅干しだったというほど、梅酢は古くから親しまれていた食材の一つ。赤紫蘇のきれいな赤色(濃い赤ピンク色)が特徴的なお酢です。(赤紫蘇を使っていない白梅酢もあります。)

「梅干し」の健康効果

photo by HACCOBE

そして、梅干しの魅力は、おいしさだけでなく成分による健康・美容効果もあげられます。

その1. 疲労回復効果

梅干しの成分の特徴といえば、有機酸が豊富に含まれているという点です。
有機酸というのは、「クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、酒石酸」など、私たちが食品として摂っているものに多く含まれ、有機化合物の酸の総称をいいます。

梅干しには多種の有機酸が含まれているため、エネルギー代謝をよくする効果(糖質をエネルギーに変える流れをスムーズにする)があります。

これは、糖質をエネルギーに変える化学反応の過程で有機酸が必要になるからなのですが、結果としてエネルギー効率がよくなって、疲れづらくなったり、疲労回復へとつながります。

その2. 肩こりなど、凝りの解消

先ほど出てきました糖質からエネルギーに変える化学反応は、「TCAサイクル、クエン酸回路」と呼ばれますが、このサイクルが活発になると疲労物質である「乳酸」もエネルギー源としてどんどんつかわれるようになっていきます。

血行が悪くなりその部位に乳酸が溜まることによって起こる肩こりなども解消されるようになります。

その3. カルシウムや鉄の吸収促進

有機酸の働きとして、カルシウムや鉄などのミネラルの吸収率を高める効果があります。
高齢の方、とくに女性は意識してとりたいミネラルなので、これらの吸収がよくなるのは嬉しいですね。

その4. 消化吸収力UP、食欲増進効果

クエン酸の効果で唾液の分泌がよくなるため、消化吸収を助け、食欲増進効果も期待できます。

その5. アンチエイジング、美肌効果

有機酸の働きでエネルギーの代謝がよくなり、乳酸や老廃物もたまりづらくなり、自然とアンチエイジングにつながります。

また、梅は強アルカリ性食品です。

人の身体の体液は、本来であれば弱アルカリ性に保たれているものですが、現代人の食生活は、肉、魚など動物性食品、ご飯、パン、麺などの主食、お酒などの酸性食品を多くを摂っているため酸性に偏っています。

身体が酸性に傾くと、血液がドロドロになり、血液やリンパの流れが悪くなってしまうため、お肌にも悪影響を及ぼすようになります。そこで、強アルカリ性の梅をとることで、身体の酸とアルカリのバランスを整え、アンチエイジング・美肌へと繋げることができます。

その6. ミネラル、ビタミンが含まれる

梅は果物の中でもとくに、ミネラルやビタミンが豊富に含まれているものの一つです。
カルシウム、カリウム、リン、鉄などのミネラル、ビタミンA、B1、B2、Cなどが含まれています。

その7. 生活習慣病の予防に

梅ジャムや梅肉エキスなどの梅を加熱した製品には、ムメフラールという成分がつくられます。
ムメフラールは、血流をよくしたりコレステロールが溜まるのを防いでくれるため、動脈硬化をはじめとする生活習慣予防に効果的です。

その8. 食中毒予防

梅は昔から食べ物の傷みを抑えるとして、日の丸弁当などで親しまれていますが、これも梅に豊富に含まれるクエン酸の「殺菌作用」によるものです。

ですが、梅干しをポンと一緒に入れておけば、その料理全体に殺菌作用が働くわけではなく、梅のまわりのみ効果があります。そのため、梅干しの殺菌作用が欲しい場合には、ご飯などであれば果肉を全体にいき渡らせるように混ぜ込むのがおすすめです。

梅干しを選ぶポイントは?


photo AC

現在では、梅干しといってもさまざまな種類のものが売られています。
たとえば、減塩梅干し、はちみつ梅などはスーパーでもよくみかけます。

どれを購入しようか悩んでしまいますが、梅干しを選ぶ際のポイントをご紹介します。好みのものを選んでみましょう。

  • 塩分は少なめ?普通?
    健康のため塩分の少ない梅干しが人気ですが、塩分が少ないということはそれだけ腐りやすい、傷みやすいということです。

    そのため、減塩梅干しには保存性を高める化学添加物が入っていることがほとんど。塩分のとりすぎを気をつけるのは大切なことですが、できるだけ添加物のないものを選びたいですね。

    また、減塩梅干しは防腐効果も低いため、お弁当などにつかう場合は避けたほうがよいでしょう。

  • 余計な添加物を避けよう!
    市販されている梅干しの多くは、先ほどの保存性を高める添加物以外にも、「うま味調味料や甘味料、酸味料、着色料」など、おいしさと見た目を高めるためにさまざまな添加物がつかわれています。

    梅干しを購入するときには、パッケージのイメージに惑わされず、必ず裏の表示を確認しましょう。

簡単!梅パワーを活用梅レシピ3選

トマトとアボカドの梅クリームパスタ

photo by Yasuko Matsuzaki

【材料 4人分】

  • お好みのパスタ 240g
  • 水(パスタ茹で用) 2~3ℓ
  • 自然塩 水の0.5~1%
  • トマト 2個
  • アボカド 1個
  • 梅干し 4個
  • 豆乳  60ml〜
  • オリーブオイル 大さじ1.5〜
  • 胡椒  少々
  • 自然塩 少々

【つくり方】

  1. 鍋にたっぷりのお湯を沸かして塩を溶かしたら、お好みのパスタを入れて茹でる。
    やわらかくなったらザルにあけて、ボールに移しオリーブオイルを混ぜておく。(オイルは分量外です)
    (グルテンフリーパスタの場合は、水で洗い水気を切ってからオリーブオイルを混ぜる。)
  2. トマトとアボカドは、角切りにする。
  3. 梅干しは、果肉だけをボールでよく潰したら、オリーブオイルを加えてよく混ぜ、その後豆乳を加えて混ぜる。すると、ピンク色のような豆乳の梅ソースができる。
  4. 3の梅ソースに、1のパスタとトマトを入れて和え、最後にアボカドも加えて和える。
  5. 塩胡椒で味を整えたら器に盛り付けて、出来上がり。
  6. おいしくつくるポイント!

    • 梅干しの酸味や塩分によって、豆乳、オリーブオイルの量をお好みで調節してください。
    • パスタだけでなく、ドレッシングのようにいろいろなお料理にかけたり和えたりして楽しむことができます。
    • 小麦粉のパスタは消化がしづらいため、もたれやすく内臓に負担がかかりやすくなります。
    • 米粉や雑穀、コーンなどからできたグルテンフリーのパスタをつかって、お腹にやさしくパスタを楽しみましょう。写真では、玄米パスタを使っています。

    野菜のさっぱり梅干し蒸し

    photo by Yasuko Matsuzaki

    【材料 4人分】

    • 玉ねぎ 1個(または小2個)
    • 人参などの野菜、芋、キノコなど 計200g
    • 梅干し 2個
    • 添えの青みの野菜 適量
    • 自然塩、醤油など少々
    • お好みで七味唐辛子、山椒など少々

    【つくり方】

    1. 玉ねぎは、くし形に8等分。(小さいものは4等分に切る。)
      野菜や芋は、大きめの一口大、または拍子切りなど、食べやすい大きさに切る。
    2. 鍋にすべての野菜、芋を入れて、種を除いた梅干しの果肉を手でなじませるようにする。
      水を1~2cm入れて蓋をして中火にかける。沸騰したら弱火にして20~25分ほど蒸す。
    3. 串がすっと入るほど野菜が柔らかくなったら、火を止めて器に盛り付ける。
    4. 鍋に残った梅と蒸し汁を器に盛った野菜にかけて、塩、醤油、七味などをふり、青みのものを飾ったら出来上がり。

    おいしくつくるポイント!

    • 梅干しをなじませてから蒸すことで、野菜に梅干しの塩が浸透して旨みと甘みが引き出されるだけでなく、梅干しの酸味でさっぱりとした蒸し野菜に仕上がります。
    • 玉ねぎをくし形に切るときに、バラバラにならないように根の部分から均等に切ると、きれいに盛り付けることができます。
    • 梅干しの塩分もありますが、梅蒸しだけでは味は薄めです。お好みで塩、醤油をかけたり、ドレッシングやお好みのオイルをかける食べ方もおいしいです。

    季節野菜の梅酢漬け

    photo by Yasuko Matsuzaki

    【材料 4人分】

    • 大根、人参などの根菜、夏野菜など 計200g
    • 自然塩 2g(小さじ1/4位)
    • 梅酢  20ml~30ml
    • お好みで甜菜粗製糖、きび糖など少々

    【つくり方】

    1. 大根やきゅうりなどお好みの季節野菜は、すべて薄切りにする。
    2. 1の野菜をボールに入れて塩を加え、手でよくなじませたら、水が出るまで30分ほど置いておく。
    3. 余計な水気を軽く切ったら、梅酢、お好みで甜菜粗製糖を加えてよく和える。
      しばらく置いて、梅酢のきれいな赤色が野菜に移って、味がなじんだら出来上がり。

    冷蔵庫に入れて常備菜としてもおすすめです。

    おいしくつくるポイント!

    • 梅酢は、梅干しを漬けたときに上がってくる液です。(上記を参考にして下さい。)
      そのため、酸味だけでなく塩味(塩分)が含まれており、味付けが簡単に決まります。
    • 梅酢のうつくしい赤い色を楽しむために、大根、カブ、玉ねぎ、瓜などの白っぽい野菜がおすすめです。
    • 梅酢は、ご飯に混ぜて梅酢ご飯にしたり、甘み少々を入れて炭酸水などで割ってお酢ドリンクとして楽しむこともできます。

    梅パワー活用!簡単レシピはいかがでしたか。

    梅の嬉しい効果をとり入れて、身体の中から整えるを意識してみてくださいね。
     
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    HACCOBE 編集部
    『HACCOBEー発酵美ー』編集部です。
    「10年先のわたしをつくる」をコンセプトに、美・健康・食・オーガニックの情報を発信。
    10年、20年先の自分をつくるために、有益だと思われる情報の中から、一つひとつ自分に合うものを選択し、取り入れ、役立てていく。そんな風に日常を過ごしている方にとって、ときに「拠りどころ」となり、「暮らしのヒント」となる美と健康の情報の提供・提案を目指しています。

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