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Food 食

世間に広がるマクロビオティックの「誤解」と「ホント」。自分に合った食事法ってあるの?!


そのマクロビオティック実は、間違っているかもしれません。

マクロビオティックってどんなイメージ??
・体にいい自然食
・ダイエットによさそう
・セレブが実践している食事法
・ベジタリアン(菜食)
・制限(決まり事)が多い食事

のようなイメージを持っている方が一般的に多いと思います。
そして、具体的にどんな料理かというと、よく分からない。。。。このような感じではないかと思います。

上記の中にもありますが、多くの方に「誤解」されていることの1つに、「マクロビ食=ヴィーガン食(完全菜食主義)」ということ。

今回は、マクロビオティックにまつわる「誤解」と「ホント」そして、入門編としてマクロビオティックの基本をご紹介したいと思います。

マクロビオティックがなぜ、健康と美容によいといわれ、長年世界中の人々に支持されているのか。

また、マクロビオティックは「制限が多い」というイメージも「誤解」からうまれたものだったりするかもしれません。

マクロビオティックの「ホント」の中には、自分に合った食事を見つける鍵がたくさんつまっています。

今回は少し長文ですが、
「マクロビオティックの基本を知りたい!」
「自分の体に合った食事を見つけたい!」

という方へ、それらを解決するヒントとして役立てていただけたら嬉しいです。

マクロビのホント1.マクロビオティック食は、「The 日本の朝ごはん!」なんです。

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ごく標準的なマクロビオティック食の一例を挙げますと

・玄米ご飯
・味噌汁
・ひじきの煮物
・漬物

のように、少し前の「The 日本の朝ごはん」といったスタイルの食事になります。
意外でしたか?

もちろん、海外ではその国の料理に合わせマクロビオティック食もアレンジされていたりしますが、こちらはマクロビの標準食としての1例です。日本人の多くが好むメニューといった感じですよね。

マクロビのホント2.実は、日本生まれの食事法!

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マクロビオティックは日本で生まれて、アメリカを中心に、世界に広まった食事法です。

マクロビオティック創始者の桜沢如一氏(1893~1966年)が石塚左玄の食養法と東洋の思想のベースとなる中国の「易」の陰陽を組み合わせた自然に則した食事法を提唱したことからはじまりました。その後、久司道夫氏によって体系化され、欧米を中心に広まりました。

マクロビオティックは、日本よりも先に海外で広まり逆輸入という形で日本に戻ってきたため、海外の食事法という印象が強いようです。ですが、実は日本人にぴったり合う、日本人に馴染み深い食事なんです。

マクロビのホント3.マクロビオティックはベジタリアン・ビーガンではありません。

マクロビオティックは動物性のものを食べる(=肉・魚などをいただく)ことを禁止をしているわけではありません。ベジタリアンやビーガンとは本来、意味合いが異なります。

この「マクロビ=ヴィーガン」という誤解が、「マクロビ=制限の多い食事法」という印象につながっているのではないでしょうか。

マクロビオティックは、「なるべく自然に食べることを」大切にしています。

もしヒトが、他の動物と同じように自然のままで暮らしていたらと想像すると、動物性のものは毎日どっさり食べられるようなものではないはずですね。

肉は狩りが出来た時に食べられるもの、魚は釣れた時に食べられるもの。卵や乳も、さらに貴重で稀な食料だったはずです。

現代のように、「肉も魚も卵も乳製品もまんべんなくたっぷり食べる」という食事は栄養豊富かもしれませんが、「食べ過ぎ」によって心身に弊害も起こっています。

マクロビオティックでは、決してベジタリアンを推奨しているわけではなく、あくまで「自然なままに食べるならば少しでいいもの」と位置付けをしてるだけなのです。
もちろん、宗教や個人の考えがありますので、ベジタリアンを選択することが間違っているということではありません。健康と美容のために極端に動物性のものを制限することは注意が必要!ということです。

例えば、
白米やパンをメインに、添加物たっぷり、白砂糖のお菓子たっぷりの食事をしながら、動物性の食べ物だけをカットしてしまうと、単なる栄養失調になってしまう恐れがありますよね。
食事をするときは、食事全体を見ながら頂くということを是非、大切にしてみてください。

マクロビオティックでは、
「白米ではなく玄米を食べる」
「動物性のものを食べない」
など、一般的には、こうしたイメージが広まっていますが、これらは本来マクロビオティックが「本当に大切にしてること」ではありません。

私たちは1人1人、体質も代謝も内臓機能も心理状態もライフスタイルも、全く異なります。だからこそ、マクロビオティックでは、まずは自分自身をしっかりと見つめることを勧めています。

常に自分自身を見つめ、その時々に合わせて整えていく食事法です。玄米を食べることが正しいわけでも、肉を食べないことが正しいわけでもありません。

制限にばかりとらわれて、逆に栄養失調になってしまった。。。。。ということがないように気をつけましょう。

マクロビオティックのホントを理解していただいたところで、「マクロビオティックとはなに?」というマクロビの基本をご紹介したいと思います。

マクロビオティックってなに?

macrobiotic図

マクロビオティックという言葉は、マクロビオティック創始者の桜沢如一氏(1893~1966年)が古代ギリシア語の「マクロビオス」から作った造語です。


・macro(マクロ) 大きい、全体
・bio(ビオ) 生命、生活
・tique (ティック) 術・方法

という言葉を組み合わせて作った言葉で、直訳しますと「大きい生命の術」という意味になります。
これは、「幸せに生きるための大きな方法」という意味あいになります。

マクロビオティックは本来、食事法だけにとどまらず、ライフスタイル、生き方そのものについてを表した言葉です。

幸せに生きるためにまずは、心身が健康であることが大切です。「心身を健康にするための食事法」このことが、マクロビオティックの中心になり、現在の広まりへと繋がっています。

マクロビオティックの目指すところは、心身を健康にして幸せになること。

マクロビオティック食の目指すところは「心身を健康にして幸せになる食事法」です。言葉にすることは簡単ですが、実際にどのようなものかをイメージすると抽象的な表現で、少しわかりずらいかもしれません。

具体的にはどんな食事法なのかというと、マクロビオティックの食事の中で、1番大切にしていることは、「なるべく自然のままに食べること」でしたよね。

自然のままに、自然のリズムや法則に従って、大切に食べ物をいただきます。

反対に「不自然な食事はしない!」といってもいいです。

自然なままに食べるマクロビオティック3つの基本


「自然なままに食べること」を実践するにあたり、マクロビオティックでは、以下の3つの基本ルールがあります。


1. 身土不二(しんどふじ)
2. 一物全体(いちぶつぜんたい)
3. 陰陽の調和(いんようのちょうわ)

1. 身土不二

身土不二とは、「身と土は二つに分けられない」ということを意味しています。その土地の季節のもの(旬のもの)をいただくということです。

日本人の場合、基本、国内産の旬のものをいただくことを大切にします。

南国の人には、南国で育った穀類、野菜、果物があっていますが、これは自然に体を冷やしやすい食べ物である場合が多く、一方、寒冷な国の人には、やはりそこで育った体を温めるような食材があっています。

更に、旬のものは栄養価が高いだけでなく、もともとその季節に育ちやすいものですので、季節外に作るよりも余計な肥料・農薬などを使わずにすむという利点もあります。

美味しさ以上の意味をもつ「身土不二」上手に活用できていますか?健康的な美しさを叶える賢い食べ方とは。

2. 一物全体

食べ物は、「そのまま丸ごといただきましょう」という意味です。
一部分だけをとったり、削ったりせずに、できるだけ丸ごといただきます。

「皮、根、節などにも、そこにしかない大切な力(栄養も含む)を持っているから。」という理由もあります。
食材全体をいただくことで、初めてその食べ物が持つ力が最良の状態でいただけるという意味もあります。

例えば、発芽玄米が体によいということはよく知られていますが、発芽は「丸ごとの米粒」である玄米が、生きているからこそ起こることです。白米は、玄米から糠と胚芽をとっているため、種としての成分も活性力も失ってしまいます。

「玄米は水に浸けておくと発芽をするのに対して、白米は腐ってしまう」ということが分かりやすい例です。

丸ごと食べることは、活性が高い状態で食べ物をいただくことができ、また削ったりとったりしないことは、酸化や変質もできるだけ抑えた状態で食べることにも繋がります。

3. 陰陽の調和

陰陽では、この世のものは、「全て対になっている」という考え方がベースになっています。料理、食べ物に限らず全てのものは、陰または陽のどちらかの性質を持っています。(どちらかに傾いています。)

陰、陽どちらに傾きすぎてもバランスは悪く、「中庸」といって中間のエネルギーを保つことが心と体のバランスが整って、健康な状態と言われています。

例えば、体温は上がりすぎても、下がりすぎても調子が悪く、その間のちょうどよい体温が快適です。水分も、多過ぎればむくみますし、少な過ぎれば脱水状態になります。

何においても、それぞれベストなバランスが取れ、安定し、調和が取れたちょうど「真ん中くらい」が心地よく、調子がよい状態です。マクロビオティックではこれを「中庸」と言っています。

例えば、暑いからといって、極端に冷たいものや体を冷やしやすい食べ物ばかりを大量に摂りすぎても、おなかを壊したり、体が冷えすぎたり、「快適」にはならないですよね。その逆もしかりです。

中庸の食事を意識し、体温は常に「程よい温かさ」をキープすることが大切になります。

食べ物、料理法、ライフスタイルによって、このバランスを「中庸」に整えることで、生き生きと健康で幸せに過ごせるようにすることがマクロビオティックの食事法になります。

マクロビオティック基本はこれで完璧!3つの基本ルール×6つの特徴でマクロビってなに?を解決。

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マクロビの3つの基本ルールを取り入れた「マクロビオティック食の具体的な6つの特徴」をご紹介します。
6つの特徴を知っていると、マクロビオティック食を気軽に取り入れることができます。

1. 自然なままに食べる~化学合成のもの、化学肥料や農薬は避ける

 
 有機食品(オーガニック)や自然栽培、無農薬・減農薬のものを使う

2. 自然なままに食べる~化学的な添加物、不自然な作り方の調味料は避ける 

 化学的で余計な添加物は無添加のもの、昔ながらの自然な製法のもの

3. 自然なままに食べる~肉や魚、乳製品、卵などの動物性のものは控える

穀物、海藻、野菜、豆、種子類などが主役の食事をする

4. その土地のその季節のものをいただく

 国産の旬のものを中心に食べる

5. 食べ物はまるごといただく

 
 皮むきやアクとりは、必要なときのみ
 (固すぎる部分や山菜などのアクが強いものは、その部分は除く)

6. 陰陽のバランスを整える、調和をとるような食事をする

 例えば、体を温める料理・冷やす料理のバランスをとる

以上が、マクロビオティックの「基本的なルール」と「食事の特徴」になります。
マクロビオティックって何?という疑問も少し解決に近づいたのではないでしょうか。

多くの食事法に共通すること、それは「自然治癒力を高めること。」それが真の健康と美しさをつくることにつながっています。

人も含めて自然界には、「1番いい状態を保とうとする恒常性」というものがはたらいてます。川や海、土など、自然界では自浄作用がはたらいていて、現代のように、限度を超えない限りは、自然にもとの美しい状態に戻るようにできています。

また、自然の一部である私たち人間も同じです。軽い切り傷ならば放っておいても治りますし、風邪の菌が体内に入れば自動的に熱が上がり、菌を殺そうとします。

このベストな状態を保とうとする「恒常性」は、「自動調整力、自然治癒力」とも言い換えることができます。本来、自然のままの状態であれば、この力のおかげで私たちは常に健康でベストな状態のはずなのです。

ところが、現代のライフスタイル、食生活、環境などが、あまりにも不自然なもので溢れてしまったため、この自動調整の機能が弱くなってきてしまいました。(現代医学的な視点でわかりやすい例は、「自律神経の乱れ」などがあげられます。)

自然とかけ離れた生活をしたことで自然治癒力が下がるのならば、解決策はその逆をすること。

マクロビオティックでは、「自然なままに生活し、食べることを大切にすることで、私たちの心と体を自然な状態=健康な状態に整えること」を目的としています。(病気の状態は、良い悪いは別にして「異常の状態」としてとらえます。)

自然治癒力、自動調整力が高まった体は、必要以上に余分な脂肪は蓄積されないですし、肌ツヤもベストに整い、痩せすぎの場合には適度に肉がついてきます。

対症療法ではなく、体が自動的に「健康で美しい状態」に整おうと働いてくれる。これが、マクロビオティックが健康に繋がる1番の魅力です。また、その他の自然療法や食事法といわれるものも「自然治癒力を高める」という点では共通している点が多くあります。

マクロビオティックで「心」の健康も大切に。

マクロビオティックを実践する目的は、「心も体も健康で、毎日を幸せに生きること」です。

どんなに素晴らしく完璧なマクロビオティック食を食べたとしても、食べる本人や料理をつくる人が、幸せに感じていなかければ真のマクロビオティックではない、ということになります。

玄米がいいといっても、合わない人もいます。
マクロビの食事が、美味しく感じない人もいるでしょう。

自分はどんな体質なのか?
何が合うのか?
何を美味しいと思うのか?
その時々の心と体のサインを大事にしてください。合っていないと感じた場合は、無理に続ける必要はないのです。

1番大切なことは、なるべく自然に食べること、そして、幸せに食べることです。

マクロビオティックの6つの特徴の中で、気軽に、楽しく実践できることはありましたか。まずは、無理なく、美味しく、取り入れられることから始めてみてはいかがでしょう。

食事は毎日の積み重ね。取り入れた分だけ、少しずつあなたらしい真の健康と美しさに繋がっていくはずです。

 
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ゆったりマクロビ美人食 松崎 恭子
マクロビオティック師範、管理栄養士。
東京・大塚にて毎月50人の生徒さんが通う人気マクロビオティック教室「ゆったりマクロビ美人食教室」を開催 。

マクロビオティックをベースに「体にやさしい&おいしい料理は、誰でも簡単にできる」方法を皆さんにお伝えすべく料理教室、講演、食事栄養コンサルティングにて活動中。


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